2019年、DJ PIERREがDJとしてアシッドハウスミュージックを作り続けて35年の節目の年となり、ACID TRACKのリミックス35曲を7回に分けて紹介するこのシリーズは、DJPIERREにとっても大変貴重な企画であり、ダンスミュージック史における新しいジャンルとムーブメントの火付け役を記録する重要な作品!
"35 - 004 "はこのシリーズの第4弾で、Paul Johnson、Marko Nastic、Zombie Nation、Shinedoe、N.U.D.E.の5人のリミックスを収録。
1987年、シカゴのグループPhuture-DJ Pierre、DJ Spank-Spank、Herb Jによって初のアシッド・ハウス・レコード「Acid Track」がリリースされた。Roland TB-303のつまみを演奏してひねることで、しばしば「スケルチ」「トリッピー」「サイケ」「フューチャー」「この世のものではない」などと表現される全く新しい(当時としては全く奇妙な)楽器音を作り出したのは、DJ Pierreである。スパンキーがビートを刻み、"Acid Track "が誕生した。
シカゴのミュージックボックスのレジデントDJであった伝説のロン・ハーディーはこの奇妙なトラックを聴き、ダンスフロアで1度ならず4度もプレイし、熱狂的な盛り上がりを見せた。
アシッドの「スクルーズ」のニュースはシカゴを中心に瞬く間に広がり、その後大西洋を越えて、イギリスのアシッドアーティストたちの次のパイオニア的な作品にインスピレーションを与えた。ここから、「第二のサマー・オブ・ラヴ」(1988年)として知られるアシッド・ハウス・ムーブメントが始まったのである。このムーブメントがヨーロッパをはじめ世界中に広がり、今日のレイブやフェスティバルのシーンとなったのである。
DJ PIERRE、あなたのダンスミュージックへの伝説的な貢献と革新的な火花に感謝します!
この世界は "Acid Track "とアシッドハウスなしにはありえない!
これからの35年に期待しよう。
SIDE 1
1.
Acid Track (Paul Johnson's Jack Nation Remix)
DJ Pierre, Phuture / VA 9:22
2.
Acid Track (Marko Nastic Remix )
DJ Pierre, Phuture / VA 7:07
SIDE 2
1.
Acid Track (Shinedoe Remix)
DJ Pierre, Phuture / VA 6:30
2.
Acid Track (Zombie Nation Remix)
DJ Pierre, Phuture / VA 5:31
3.
Acid Track (N.U.D.E Remix)
DJ Pierre, Phuture / VA 6:01